1. 陸紹珩 >
  2. 酔古堂剣掃 >
  3. 法部 >
  4. 89
  5. 90
  6. 91
  7. 92
  8. 93
  9. 94
  10. 95
  11. 96
  12. 97
  13. 98
  14. 99
  15. 100
  16. 101
  17. 102
  18. 103
  19. 104
  20. 105
  21. 106
  22. 107
  23. 108

酔古堂剣掃-法部[99]

このエントリーをはてなブックマークに追加

原文

老成人受病。在作意歩趨。少年人受病。在假意超脱。

書き下し文

老成人ろうせいじんへいを受くるは、作意さい歩趨ほすうに在り。
少年人しょうねんじんへいを受くるは、仮意かいの超脱に在り。

現代語訳・抄訳

年老いたる人の通病はいたずらに人に従うことである。
年若き人の通病はいたずらに世の中を歯牙にもかけぬことである。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」214/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」343/385
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

備考・解説

年老いたらば超脱すべし、年若きときは歩趨して日々学び勤むべし。
老いはその意志薄弱し、若きは意志横溢す。
故にこれを輔くるに逆を以てす。

語句解説

作意(さくい)
着想、意図、著作の目的。また、わざと、たくらみといった悪い意味の場合もある。
歩趨(ほすう)
歩くことと小走りに走ること。あるきかた。あしどり。歩調。
仮意(かい)
仮の考え。にせもの。一事の出来心。
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>


Page Top