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酔古堂剣掃-法部[98]

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原文

不實心。不成事。不虚心。不知事。

書き下し文

実心じっしんならざれば、事を成さず。
虚心きょしんならざれば、事を知らず。

現代語訳・抄訳

現実に馳せて心を用いざれば事を成すことはなく、現実を超脱して心を用いざればその真を知ることはない。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」214/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」343/385
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
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備考・解説

理想を実現せんと志して初めて事は成り、無常なるの真を感じて初めて事を知る。
事務を知る者は俊傑にあり。
真の俊傑は志にしたがいてその隠遁の想いを隠忍自重する者である。
世を救いたくもあり、世から遠ざかりたくもある。
立身出世ばかりを願う者にその趣は少ない。

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