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酔古堂剣掃-法部[82]

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原文

開口譏誚人。是輕薄第一件。不惟喪徳。亦足喪身。

書き下し文

口を開けば人を譏誚きしょうする、是れ軽薄の第一件。
惟だ徳をうしなふのみならず、亦た身をも喪ふに足る。

現代語訳・抄訳

口を開けば人を誹謗中傷するは軽薄なることの第一である。
ただ徳を失うのみに足らず、身をも失うに足る。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」212/315,笹川臨風(種郎)校「酔古堂剣掃訳註」340/385
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
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備考・解説

顔回、克己復礼の目を問う。
孔子答えて曰く、
礼に非ざれば視ず、礼に非ざれば聴かず、礼に非ざれば言わず、礼に非ざれば行わず、と。
節操あらざる視聴言動は徳の賊というべきか。

語句解説

譏誚(きしょう)
とがめけなすこと。譏はそしる、誚はせめる。
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