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孝経[廣揚名]

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原文

君子之事親孝。故忠可移於君。事兄弟。故順可移於長。居家理。故治可移於官。是以行成於内。而名立於後世矣。

書き下し文

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君子の親につかふるや孝なり、故に忠を君に移す可し。
兄につかへてていなり、故にじゅんを長に移す可し。
家に居りておさむ、故に治を官に移す可し。
是を以てぎょううちに成りて、而して名、後世に立つ。[1]

現代語訳・抄訳

君子のその親につかえるや必ず孝、故に君に事えるや必ず忠、その兄に事えるや必ずてい、故に長者に事えるや必ずじゅん、家に居らば家人自ずから和し、故に官職を得れば天下和順し定まらざるところなし。
そのぎょうを自ら修めて世に示す、故に後世、その名を尊びて敬わざるは無し。

出典・参考・引用
中江藤樹訳、熊沢蕃山(伯継)述「孝経」64-65/88
関連タグ
孝経
曾子
古典
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備考・解説

自ら立たざるは人に由らず、ただ自らの心に在り。
心自ら立てば人感ず、故に自ずから然り。
家に在りて家人を感化す、世々に示すもこれにたがうところ無し。

注釈

大塩中斎
三移は皆な是れ聖賢良知の妙用神変なり。
故に人不潔を掃除し、而して虚清に返へす、則ち其の妙用神変亦た当に聖賢と乃ち帰を同じうすべし。
嗚呼、移を云ふもの豈に容易ならんや。(大塩中斎)
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