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孝経[五刑]
原文
五刑之屬三千。而罪莫大於不孝。要君者。無上。非聖人者。無法。非孝者。無親。此大亂之道也。
書き下し文
五刑の属、三千、而して罪は不孝より大なるは莫し。
君に要むる者は、上を無みし、聖人を非る者は、法を無みし、孝を非る者は、親を無みす。
これ大乱の道なり。
現代語訳・抄訳
古代に入れ墨の刑より死罪に至るまで五刑あり、その罰の種類は三千あれども、罪の大なること不孝に過ぎたるは無し。
私欲を専らにして主君に求める者は節操あらずして順逆違い、心に反らずして聖人を誹る者は道心あらずして天理に悖り、愛敬存せずして孝子を誹る者は孝道あらずして人情に悖る。
これを大乱の道という。
- 出典・参考・引用
- 中江藤樹訳、熊沢蕃山(伯継)述「孝経」54-56/88
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語句解説
- 五刑(ごけい)
- 五種の刑罰。書経の呂刑に「入墨」「鼻切」「足切」「去勢」「死罪」とある(周代)。なお、時代によって内容は異なる場合がある。
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