1. 孔子 >
  2. 論語 >
  3. 八佾 >
  4. 8

孔子

このエントリーをはてなブックマークに追加

論語-八佾[8]

子夏問ふて曰く、
巧笑倩こうしょうせんたり、美目盼びもくはんたり、素以てあやを為すとは、何の謂いぞや、と。
子曰く、
絵の事は素より後にす、と。
曰く、
禮は後か、と。
子曰く、
れを起こす者は商なり、始めてともに詩を言うべきのみ、と。

現代語訳・抄訳

子夏が問う。
詩経にある「巧笑倩たり、美目盼たり、素以て絢を為す」とはどのような意味でしょうか。
孔子が答えて云う。
絵に例えれば素地をしっかりとさせてこそ、色彩は映えるというようなものだ。
子夏が云う。
では礼は後でしょうか。
これを聞いた孔子が喜んで云う。
商は良いことをいう。
それでこそ共に詩を語ることができるというものだ。

関連タグ
孔子
論語
出典
  • この項目には「1個」の関連ページがあります。
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

語句解説

巧笑倩たり(こうしょうせんたり)
笑う口元の愛らしさ。
美目盼たり(びもくはんたり)
美しい目元のすずしさ。
絢(あや)
美しいさま。
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

関連リンク

子夏
春秋時代の魏の学者。紀元前507-420年。名は商で子夏は字である。孔…
詩経
四書五経のひとつ。中国最古の詩歌全集であり、古くは「詩」と呼ばれ…
礼。節操。分限。人の根幹であり、自らの心より発する自発的規範。部…
孔子
中国の春秋時代の思想家。紀元前551-479年。それまでの原始儒教を体…


Page Top