1. 陸紹珩 >
  2. 酔古堂剣掃 >
  3. 法部 >
  4. 64
  5. 65
  6. 66
  7. 67
  8. 68
  9. 69
  10. 70
  11. 71
  12. 72
  13. 73
  14. 74
  15. 75
  16. 76
  17. 77
  18. 78
  19. 79
  20. 80
  21. 81
  22. 82
  23. 83
  24. 84

酔古堂剣掃-法部[74]

このエントリーをはてなブックマークに追加

原文

胸中落意氣兩字。則交游定不得力。落騒雅二字。則讀書定不深心。

書き下し文

胸中意気の両字に落つれば、則ち交遊定めて力を得ず。
騒雅そうがの二字に落つれば、則ち読書定めて心に深からず。

現代語訳・抄訳

胸中に重んずるところ、気概ばかりを主とすれば、友に交わるも人情を得ず。
楚辞や詩経ばかりを主とすれば、読書をするも心に達せず。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」211/315
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

備考・解説

騒雅は楚辞や大雅・小雅をいう。
大雅、小雅は詩経の篇名。
詩は風流にして心を大ならしむるも、耽溺すれば道を得ず。
気概を持して事に当たり、風流に適いて人に交わる、故に万事において通ぜざる無し。

語句解説

騒雅(そうが)
楚辞と大雅・小雅。どちらも詩集の名称をいう。
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>


Page Top