1. 陸紹珩 >
  2. 酔古堂剣掃 >
  3. 法部 >
  4. 63
  5. 64
  6. 65
  7. 66
  8. 67
  9. 68
  10. 69
  11. 70
  12. 71
  13. 72
  14. 73
  15. 74
  16. 75
  17. 76
  18. 77
  19. 78
  20. 79
  21. 80
  22. 81
  23. 82
  24. 83

酔古堂剣掃-法部[73]

このエントリーをはてなブックマークに追加

原文

靑天白日。和風慶雲。不特人多喜色。即鳥鵲且有好音。若暴風怒雨。疾雷閃電。鳥亦投林。人亦閉戸。故君子以太和元氣為主。

書き下し文

青天白日せいてんはくじつ和風慶雲わふうけいうんは、だ人に喜色多きのみならず、即ち鳥鵲ちょうじゃくも且つ好音有り。
若し暴風怒雨ぼうふうどう疾雷閃電しつらいせんでんは、鳥も亦た林に投じ、人も亦た戸を閉づ。
故に君子は太和たいわの元気を以て主と為す。

現代語訳・抄訳

青き空に太陽が輝き、穏やかな風に雲が漂えば、人に喜色を生じさせるのみならず、かささぎもまた好い音で鳴く。
もし風が荒ぶり雨が吹きつけ、雷鳴轟き閃光発すれば、鳥は林へと隠れ、人もまた戸を閉じる。
故に君子は大和の元気を以て主と為す。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」211/315
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

備考・解説

太和たいわの元気は和気清明にして人々の自然に親しむところの根本の気(魂・精神・心・人の有無の間に非ざるところ)をいう。

<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>


Page Top