東洋・西洋の古典書籍

酔古堂剣掃-法部[67]

原文

泛交則多費。多費則多營。多營則多求。多求則多辱。

書き下し文

泛（ひろ）く交れば則ち費（つひ）へ多く、費へ多ければ則ち営み多く、営み多ければ則ち求め多く、求め多ければ則ち辱（はずかし）め多し。

現代語訳・抄訳

広く交われば費用が掛かり、費用が掛かれば稼がねばならず、稼ぐ必要があれば人に求めること多くなり、求めが多ければ恥辱を得ること多し。

出典・参考・引用

塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」210/315

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酔古堂剣掃

陸紹珩

古典

備考・解説

雑多な交友は益すくなかるべし。
心より交わるに足る友を求むを上とす。