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酔古堂剣掃-法部[65]

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原文

静坐然後知平日之氣浮。守默然後知平日之言躁。省事然後知平日之費間。閉戸然後知平日之交濫。寡欲然後知平日之病多。近情然後知平日之念刻。

書き下し文

静座して然る後に平日の気の浮なるを知り、黙を守りて然る後に平日の言のそうなるを知り、事を省きて然る後に平日のかんなるを知り、戸を閉じて然る後に平日のこうらんなるを知り、欲をすくなくして然る後に平日のへいの多きを知り、情に近づきて然る後に平日の念のこくなるを知る。

現代語訳・抄訳

静座して然る後に日頃の気の定まらざるを知り、沈黙を守りて然る後に日頃の言葉の騒がしきを知り、事を省きて然る後に日頃の無事を費やすを知り、戸を閉じて然る後に日頃の交友の煩雑なるを知り、欲をすくなくして然る後に日頃の通病の多きを知り、人情に近づきて然る後に日頃の存念の過酷なるを知る。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」210/315
関連タグ
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古典
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