1. 陸紹珩 >
  2. 酔古堂剣掃 >
  3. 法部 >
  4. 48
  5. 49
  6. 50
  7. 51
  8. 52
  9. 53
  10. 54
  11. 55
  12. 56
  13. 57
  14. 58
  15. 59
  16. 60
  17. 61
  18. 62
  19. 63
  20. 64
  21. 65
  22. 66
  23. 67
  24. 68

酔古堂剣掃-法部[58]

このエントリーをはてなブックマークに追加

原文

士人當使王公聞名多。而識面少。寧使王公訝其不来。毋使王公厭其不去。

書き下し文

士人は当に王公をして名を聞くこと多くして、面をること少なかるべし。
寧ろ王公をして其の来たらざるをいぶからしむるも、王公をして其の去らざるをいとはしむるかれ。

現代語訳・抄訳

士たる者は当に王公をして己が名声を聞からしめ、実際に会うことは稀なるべし。
むしろ王公をして来たらざるをいぶからしめ、その去らずして長く留まるを厭わしてはならない。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」209/315
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

備考・解説

君子長者は栄達を求めず、郷村に在って人々は自然とその威徳を貴び賛美する。
故に国君にその名声達し、これを登用せんとこいねがう。
然れども、国君の人徳足らざれば妄りに出仕せず。
その志は功名に在らず、ただ己を尽くすに足る者を望めばなり。

<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>


Page Top