1. 陸紹珩 >
  2. 酔古堂剣掃 >
  3. 法部 >
  4. 33
  5. 34
  6. 35
  7. 36
  8. 37
  9. 38
  10. 39
  11. 40
  12. 41
  13. 42
  14. 43
  15. 44
  16. 45
  17. 46
  18. 47
  19. 48
  20. 49
  21. 50
  22. 51
  23. 52
  24. 53

酔古堂剣掃-法部[43]

このエントリーをはてなブックマークに追加

原文

男子有徳便是才、女子無才便是徳。

書き下し文

男子徳有るは便ち是れ才、女子才無きは便ち是れ徳なり。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」208/315
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

備考・解説

才は陽、徳は陰。
事務通達は才、男子は陽なれば表にて事を為し時代を担う。
故に才を貴ぶもこれに過ぎれば及ばず、故に徳ありて初めて才たり。
女子は陰なれば事務通達は必ずしも重からず、大慈大悲の真心を以て全てを生じ全てを包むを本と為す。
その功や大なれども、表には顕現せず、故に才を述べず。
才無きが如くにして、初めて徳あり。
無為自然の至徳、ここに在りというべし。

<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

関連リンク

徳は原字の直+心に行動を表す「彳」と書かれる。字から読み取ると、…
表面的な才能、能力。知識や弁論、詩文などの付属的な能力。己に付し…
陰陽
中国古代思想の根本概念で万物を二つに分類したもの。万物の生成化育…


Page Top