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酔古堂剣掃-法部[38]

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原文

用人不宜刻。刻則思效者去。交友不宜濫則貢諛者来。

書き下し文

人を用ふるには宜しくこくなるべからず、刻なれば則ちこうを思ふ者去る。
交友は宜しくらんなるべからず、濫なれば則ちこうする者来たる。

現代語訳・抄訳

人を用いるには甚だしきに過ぎざるを要す。
甚だしければ正しきに従いならう者は去ってしまう。
交友は善悪の区別なく交わってはならない。
区別せざれば阿諛迎合の者が来たりて乱すに至らん。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」207/315
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