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酔古堂剣掃-法部[37]
原文
遇故舊之交。意気要愈新。處隠微之事。心跡宜愈顕。待衰朽之人。恩禮要愈隆。
書き下し文
故旧の交を遇するには、意気、愈新なるを要す。
隠微の事に処しては、心跡宜しく愈顕かなるべし。
衰朽の人を待つには、恩禮、愈隆なるを要す。
現代語訳・抄訳
旧友を遇するには、意気を新たにして接すべし。
人に知られざる事を処するには、心を清浄にして為すべし。
衰え朽ちたる人を待つには、往年に接した以上の恩礼を以て接すべし。
- 出典・参考・引用
- 塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」207/315
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備考・解説
旧友なれば常に新たにして相通ずるを要し、隠微の事はより一層の恥を要す。
そして、人の落ちぶれたるに遇いて態度を変ずるは士ならず。
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