1. 陸紹珩 >
  2. 酔古堂剣掃 >
  3. 法部 >
  4. 19
  5. 20
  6. 21
  7. 22
  8. 23
  9. 24
  10. 25
  11. 26
  12. 27
  13. 28
  14. 29
  15. 30
  16. 31
  17. 32
  18. 33
  19. 34
  20. 35
  21. 36
  22. 37
  23. 38
  24. 39

酔古堂剣掃-法部[29]

このエントリーをはてなブックマークに追加

原文

是非邪正之交。少遷就。則失従違之正。利害得失之會。太分明。則起趨避之私。

書き下し文

是非邪正のこうわずか遷就せんしゅうせば、則ち従違じゅういの正を失ふ。
利害得失の会、はなは分明ぶんめいなれば、則ち趨避すうひの私を起す。

現代語訳・抄訳

是非邪正に交わりて少しでも迎合する心を抱けば、位次いじ立たずしてその正を失う。
利害得失に会いてこれを明らかに分かてば、功利にくらみて私心に惑う。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」205/315
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

備考・解説

是を是とし非を非とするは仁人のみ至る。
禁不禁の間に事を為すは人を治むるの要諦なり。

語句解説

遷就(せんしゅう)
遷り就く。こじつけ。口実を設けること。つじつまをあわせること。
位次(いじ)
順序。位の順序。
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>


Page Top