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酔古堂剣掃-法部[27]

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原文

救既敗之事者。如馭臨崖之馬。休軽策一鞭。図垂成之功者。如挽上灘之舟。莫少停一棹。

書き下し文

既に敗るるの事を救ふ者は、がいに臨むの馬をぎょするが如し、かるがるしく一鞭いちべんむちうつをめよ。
成るになんなんとするの功を図る者は、だんに上るの舟をくが如し、しばらくも一棹いっとうとどむる莫れ。

現代語訳・抄訳

既に敗れた事を救わんとする者は、崖に臨む馬を御するが如く、軽々しく鞭打つようなことをしてはならない。
事が成らんとする功を図る者は、奔流の中に在る小舟を引くが如く、最後までさおを止めてはならない。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」205/315
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
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備考・解説

既に敗れた事を救う場合は、地道に正道へと導くべし。
急に過ぎれば却って離る。
功成らんとするを為す者は、最後まで気を抜かずに事を決すべし。
安心すれば手からこぼれ落つ。

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