1. 陸紹珩 >
  2. 酔古堂剣掃 >
  3. 法部 >
  4. 12
  5. 13
  6. 14
  7. 15
  8. 16
  9. 17
  10. 18
  11. 19
  12. 20
  13. 21
  14. 22
  15. 23
  16. 24
  17. 25
  18. 26
  19. 27
  20. 28
  21. 29
  22. 30
  23. 31
  24. 32

酔古堂剣掃-法部[22]

このエントリーをはてなブックマークに追加

原文

片片繪子瞻之壁。點點糝原憲之羹。

書き下し文

片片として子瞻しせんへきかいし、点点として原憲げんけんこうしんす。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」205/315
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

備考・解説

蘇東坡は投獄の後に左遷された黄州の折、赤壁の賦を作っている。
また、壁に雪景を描いて雪堂と名付けたともある。
“絵し”とあるから、恐らくは雪堂のことか。
原憲は清貧で知られた孔子の弟子。
羹はあつもの、しんは米の粉。
原憲はあつものに米の粉を入れて食したという。
いずれも窮途にあってその節を守るあり方を敬慕したものであろう。

語句解説

蘇軾(そしょく)
蘇軾。蘇東坡。北宋の詩人で政治家。その詩「赤壁賦」は有名。父の蘇洵、弟の蘇轍と共に三蘇と呼ばれた。
原憲(げんけん)
原憲。春秋時代の魯の人。孔子の門人。字は子思。原思とも呼ばれる。節を守り貧しくして道を楽しむとあり、清貧で知られた。「原憲の貧」の故事がある。
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>


Page Top