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酔古堂剣掃-法部[21]

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原文

後生輩胸中。落意氣兩字。有以趣勝者。有以味勝者。然寧饒于味。而無寧饒于趣。

書き下し文

後生ごしょうやからの胸中、意気の両字に落つ。
趣きを以て勝る者あり、味を以て勝る者あり。
然れどもむしろ味におほきも、寧ろ趣きにおほきこと無からん。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」205/315
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
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備考・解説

意気は情を逞しくして行なうの行為で、後生の青年の胸中は情的の行為に満ちるをいう。
趣きは情的の興趣、味は情的の興味。

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