酔古堂剣掃-法部[13]
原文
靑天白日處節義。自暗室屋漏中培来。旋乾轉坤的經綸。自臨深履薄處操出。
書き下し文
青天白日の処の節義は、暗室
現代語訳・抄訳
日常に顕れ来たる節義は、人の知らざるところを戒尽するに由りて養われ、天下経綸の大事業は、深淵に臨み薄氷を踏むが如く戦戦兢兢たるの心持ちに由りて
- 出典・参考・引用
- 塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」203/315
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語句解説
- 屋漏(おくろう)
- 室の西北のすみ。最も奥深く暗いところ。
- 旋乾転坤(せんけんてんこん)
- 天地をひっくり返すこと。国家の大勢を一新する意。乾坤は天地の意。
- 経綸(けいりん)
- 天下を営み治めること。治国済民の方策。
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