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酔古堂剣掃-法部[6]

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原文

與其以衣冠誤國。不若以布衣關世。與其林下而矜冠裳。不若廊廟而標泉石。

書き下し文

其の衣冠を以て国を誤まらんよりは、布衣ふいを以て世にかんするに若かず。
其の林下りんかして冠裳かんしょうほこらんよりは、廊廟ろうびょうして泉石せんせきを標するに若かず。

現代語訳・抄訳

朝廷に仕えて国を危うきに導いてしまうぐらいであれば、民間に在りて世に関与するほうがよい。
隠遁して朝廷に仕える者に誇るぐらいであれば、朝廷に在りて自然を楽しむ趣きを有しているほうがよい。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」202/315
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
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語句解説

布衣(ふい)
庶人。官位のない人。古代中国では一般庶民は布の衣を着たことによる。
林下(りんか)
林の下。官をやめて隠退すること。
冠裳(かんしょう)
正装すること。
廊廟(ろうびょう)
朝廷。政治を行なう場所。廟堂。
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