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酔古堂剣掃-法部[2]

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原文

世無乏才之世。以通天達地之精神。而輔之。以抜十得五之法眼。

書き下し文

世に才の乏しき世は無し。
天に通じ地に達するの精神を以て、之をたすくるに十を抜きて五を得るの法眼ほうがんを以てす。

現代語訳・抄訳

いかなる世も才の乏しき世は無し。
天地の道に達せんとの精神を以て、是非を知る素のままの心を尽くして中庸を得ん。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」202/315
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
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備考・解説

十を抜きて五を得るは不明。
注釈には、半ばを得たるをいふ、理法の半を得たる法眼を以て之を輔くるをいふ、とある。

語句解説

法眼(ほうがん)
是非を見分ける正しき能力。また、仏教ですべてを見分ける心。諸法の真相を知り衆生を救う。
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