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酔古堂剣掃-醒部[35]
原文
貧士肯濟人。纔是性天中惠澤。閙場能篤學。方為心地上工夫。
書き下し文
貧士肯へて人を済ふは、纔に是れ性天中の恵澤なり。
閙場能く篤学し、方に心地上の工夫を為す。
現代語訳・抄訳
貧しくして敢えて人を救うは、天より授けられた天性の端緒である。
騒がしき所にて善く学びてはじめて、心を修め安んずるの工夫が為される。
- 出典・参考・引用
- 塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」21/315
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- 古典
語句解説
- 閙場(とうじょう)
- 喧騒な場所。さわがしい所。
- 心地(しんち)
- 心のおきどころ。心底。
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