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酔古堂剣掃-醒部[28]
原文
才子安心草舎者。足登玉堂。佳人適意蓬門者。堪貯金屋。
書き下し文
才子、心を草舎に安んずる者は、玉堂に登るに足る。
佳人、意を蓬門に適する者は、金屋を貯ふるに堪ふ。
現代語訳・抄訳
才高くして心を貧賤に安んずる者なれば、栄達して貴位へと至るに足る。
善人なりて意を貧賤に馳せる者なれば、富みて金銭を用いるに足る。
- 出典・参考・引用
- 塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」20/315
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語句解説
- 蓬門(ほうもん)
- よもぎでふいた門。貧しい人のすまい。
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