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孔子

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論語-泰伯[2]

子曰く、
恭にして禮無くんば則ち労す。
慎にして禮無くんば則ちす。
勇にして禮無くんば則ち乱す。
直にして禮無くんば則ちこうす、と。

現代語訳・抄訳

孔子が言った。
恭しくとも礼が無ければ、心労して安らかならず。
慎むとも礼が無ければ、恐懼して定まらず。
勇あるとも礼が無ければ、匹夫の勇にして乱すのみ。
直くとも礼が無ければ、厳しきに過ぎて人情にそわず、と。

出典・参考・引用
久保天随著「漢文叢書第1冊」257/600,簡野道明著「論語解義」133/358
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論語
孔子
古典
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備考・解説

禮は形式上の礼では無く、自然にして顕れるところの礼である。
守るべきところを守り、節するところを節するをいう。

蒙引に云く、
此の章、重きこと禮の字に在り。
蓋し禮は天理の節文、即ちちゅうの在る所なり。
凡そ事は中を得るを貴ぶ、中ならざれば則ち各々其の弊有り、と。

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