1. 朱熹 >
  2. 近思録 >
  3. 存養 >
  4. 5
  5. 6
  6. 7
  7. 8
  8. 9
  9. 10
  10. 11
  11. 12
  12. 13
  13. 14
  14. 15
  15. 16

朱熹

このエントリーをはてなブックマークに追加

近思録-存養[15]

明道先生曰く、
思邪無く、敬せざるし。
只だ此の二句、したがつて之を行はば、いづくんぞたがひ有るを得ん。
たがひ有るは、皆な不敬不正に由りてなり、と。

現代語訳・抄訳

明道先生が言った。
詩経に「思邪無し」とあり、曲禮に「敬せざるなし」とあるが、この二句を常に存して行なえば、どうして道理に合わざることがあろうか。
道理に合わざるは、どれも不敬不正に由るのである、と。

出典・参考・引用
久保天随著「漢文叢書第10冊」259-260/556,塚本哲三編「近思録・伝習録」93/478
関連タグ
近思録
朱熹
古典
程明道
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

備考・解説

注に曰く、
詩の魯頌に曰く、思邪無し。
曲禮に曰く、敬せざるし。
心中に存して、邪念作らざれば則ち身の行ふ所、自ずからたがひ失ふ無し、と。
朱子曰く、
思邪無し、是れ心正にして意誠なり。
敬せざるし、是れ正を心とし誠を意とす、と。

<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>


Page Top