朱熹
近思録-存養[12]
明道先生曰く、
学者、全く此の心を
学未だ尽さずと雖も、若し事物の来らば、応ぜざる可からず。
但だ分限に随って之に応ざば、
現代語訳・抄訳
明道先生が言った。
道を学ぶ者は、常に己が心の然りとする所を内に存すべし。
たとえ学の至らざると雖も、事物が来らば応ざねばならない。
ひたすら己が分限に従って応ぜば、その理に近きを得るであろう、と。
- 出典・参考・引用
- 久保天随著「漢文叢書第10冊」258/556,塚本哲三編「近思録・伝習録」92/478
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