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朱熹

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近思録-存養[3]

動息節宣どうそくせっせんは、以て生を養ふ也。
飲食衣服は、以て形を養ふ也。
威儀行義は、以て徳を養ふ也。
己を推して物に及ぼすは、以て人を養ふ也。

現代語訳・抄訳

時宜に適いて節を持するは、以て生気を養うなり。
飲食衣服は飢寒を収む、以て身体を養うなり。
威儀正しく義に背かざるは、以て徳を養うなり。
己の善を以て善に導くは、以て人を養うなり。

出典・参考・引用
久保天随著「漢文叢書第10冊」253/556,塚本哲三編「近思録・伝習録」90/478
関連タグ
近思録
朱熹
古典
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備考・解説

注釈に曰く、
威儀正しく行義全きは、以て徳を養ふなり、行義は、行ふところ義にかなふを云ふ。
己が得るところの理を推して、広く人物に及ぼして、人々その徳に化し、善心を起して、各己が徳をなすは、これ以て人を養ふなり。
このふたつの者は、己が徳、人の徳を養うことを云ふなり。

語句解説

威儀(いぎ)
容止動作。威厳があってその行動が礼儀に適っていること。
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