酔古堂剣掃-醒部[26]
原文
了心自了事。猶根抜而草不生。迯世不逃名。似羶存而蚋還集。
書き下し文
心に了すれば自ずから事を了す、猶ほ根抜けて草生ぜざるがごとし。
世を逃れて名を逃れざるは、
現代語訳・抄訳
心に脱しきれば自ずから事もまた脱す。
例えるならば根が抜けて草の生ぜざるがごとし。
世間を脱してなお名を好む者は、生臭き肉ありて
- 出典・参考・引用
- 塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」20/315
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