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酔古堂剣掃-醒部[9]
原文
不近人情。挙世皆畏途。不察物情。一生倶夢境。
書き下し文
人情に近からざれば、世を挙げて皆な畏途なり。
物情を察せざれば、一生倶に夢境なり。
現代語訳・抄訳
人情に近からざれば、世の中に安んずるところ無し。
物事を察する能はざれば、一生夢の中に在るが如く、定まるところ無し。
- 出典・参考・引用
- 塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」17/315
- 関連タグ
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- 古典
語句解説
- 畏途(いと)
- けわしくおそろしい道。
- 夢境(むきょう)
- 夢の中にいるが如く、茫々として定まらない様子。
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