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酔古堂剣掃-醒部[7]

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原文

使人有面前之譽。不若使人無背後之毀。使人有乍交之懽。不若使人無久處之厭。

書き下し文

人をして面前めんぜんの誉れ有らしむるよりは、人をして背後のそしり無からしむるにかず。
人をしてたちまち交はるのよろこび有らしむるよりは、人をして久しく処るの厭ひ無からしむるに若かず。

現代語訳・抄訳

人と交わるにその人を褒めて名誉有らしむるは易く、その人の知らざるところにおける謗りを無からしむるは難し。
人と交わるにすぐに仲良くなりて喜ばしむるは易く、交わり久しくしてこれを敬するに至らしめるは難し。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」17/315
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
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備考・解説

孔子曰く、
嬰平仲、善く人と交わる、人、久しゅうしてこれを敬す、と。
交わるは易し、然れども交わり久しくして人がこれを敬するに至る、君子というべし。

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