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陸紹珩

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酔古堂剣掃-峭部[73]

声応じ気求むるのは、決して行を尋ねぼくを数ふるの士に在らず。
風、水上を行くの文は、決して一字一句の奇に在らず。

現代語訳・抄訳

声応じ気求むるの者は自ずから立ち自ずから行なうのであって、決して礼法に拘泥するような者ではない。
真の文章というものは全体として偉観なのであって、決して一字一句の奇に寄るのではない。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」69/315
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酔古堂剣掃
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古典
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備考・解説

一行目は孟子の所謂「猶興の士」のようなものではないかと思う。
共感し志を発す、その時に当たって躊躇するは真の士に非ず。
ただ、墨を数える、の意は不明。
書写に用いる墨をいうのか、もしくは詩文書画の意か。
墨を数えるとは何か礼法とされていることなのか。
注釈に行を尋ねの部分に「礼法に拘泥せざること」とあったのでそのまま用いた。

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