呂不韋
呂氏春秋-孝行覧第二[本味][1]
二に曰く、
之を其の本に求むれば、
功名の立つは、事の本に由るなり、賢の化を得るなり。
賢に非ずんば其れ
故に曰く、其の本は賢を得るに在り、と。
現代語訳・抄訳
二に曰く、
これをその本に求めれば、時を経ること久しからずしてこれを得、これをその末に求めれば、ただ労するだけで功は得られない。
功名を立つは、事の本に由るが故であり、事の本とは賢なる者によって化を得ることをいう。
賢でなければ、どうして事の本に由りて化することの大なるを知るだろうか。
故に、その本は賢人を得るに在り、というのである。
- 出典・参考・引用
- 塚本哲三編「呂氏春秋」171-172/404,国民文庫刊行会「国訳漢文大成」経子史部・第20巻125/411
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