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陸紹珩

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酔古堂剣掃-峭部[68]

至音しおん衆聴しゅうちょうに合はず、故に伯牙はくがげんを絶つ。
至宝しほう衆好しゅうこうに同じからず、故に卞和べんかぎょくに泣く。

現代語訳・抄訳

至れる音は俗人には決して分からない。
故に琴の名手であった伯牙はげんを絶ったのである。
至れる宝は俗人には決して分からない。
故に鑑定の名人であった卞和べんかは玉を献じて泣くに至ったのである。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」68/315
関連タグ
酔古堂剣掃
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古典
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備考・解説

伯牙の故事は呂氏春秋の本味篇。
卞和の故事は韓非子の和氏篇。

語句解説

伯牙(はくが)
伯牙。春秋時代の琴の名手。友人の鐘子期が死ぬと、世の中に琴を鼓するに足る者はいなくなったとして、終生琴を弾かなかったという。
卞和(べんか)
卞和。春秋時代の楚の人。玉を含んだ石を王に献ずるも理解されずに足切りの刑に処された。後にその玉は和氏の璧と名付けられる名玉となる。
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