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陸紹珩

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酔古堂剣掃-峭部[43]

有尽ゆうじん身躯しんくを看破すれば、萬境の塵縁じんえん自ずからむ。
無懐むかいの境界に悟入せば、一輪の心月、独り明らかなり。

現代語訳・抄訳

限りある身であることを看破すれば、功名富貴の如きによる因縁の惑いは自ずから消え去るであろう。
さような因縁の惑いが消え去れば、自らに存する素のままの心が、自らのなかで夜月の如くに輝くであろう。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」66/315
関連タグ
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古典
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語句解説

塵縁(じんえん)
世俗の煩い。悟りの妨げになるもろもろの関係。
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