酔古堂剣掃-峭部[38]
原文
待人而留有餘不盡之恩。則可以維繁無厭之人心。御事而留有餘不盡之智。則可以?防不測之事變。
書き下し文
人を待ちて有余不尽の恩を留めば、以て厭く無きの人心を
事を御するに有余不尽の智を留めば、以て不測の事変を堤防す可し。
現代語訳・抄訳
人に対するに余り有りて尽きざる程の恩を以て為せば、飽くことを知らない人の心をも繋ぎ留むるを得るであろう。
事に対するに余り有りて尽きざる程の智を以て為せば、如何なる不測の事態をも防ぎ止むることが出来るであろう。
- 出典・参考・引用
- 塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」66/315
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