1. 陸紹珩 >
  2. 酔古堂剣掃 >
  3. 豪部 >
  4. 6
  5. 25
  6. 30
  7. 38
  8. 46
  9. 59

陸紹珩

このエントリーをはてなブックマークに追加

酔古堂剣掃-豪部[6]

れきに伏すと雖も、足く千里。
こくは即ちはねを垂るるも志九霄きゅうしょうに在り。

現代語訳・抄訳

千里の名馬は馬小屋に伏して居っても、一たび走らせれば千里を征く。
大鳥おおとりは翼を垂れて止まって居っても、その志は常に大空を馳せているのである。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」186/315
関連タグ
酔古堂剣掃
出典
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

語句解説

驥(き)
一日に千里を走るという俊足の馬。人に用いる場合は俊傑の人をいう。冀には高大の意がある。
櫪(れき)
うまや。馬小屋。かいおけ。
鵠(こく)
コウノトリ。白鳥の別称。黄鵠、霊異の鳥として扱われる。浩に通じ「大きい」「ひろい」の意になる場合もある。
九霄(きゅうしょう)
高い空。大空。天の最も高いところ。霄は光の消えかける宵の意と空の意がある。
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>


Page Top