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熊沢蕃山

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孝経小解-庶人[3]

士以上は禄あれば、養うことは云ふに及ばず、故に、庶人の孝にのみ、養ふとのたまへり。
身を謹むは父母の心を養ふなり。
用を節すは口體こうたいを養ふなり。
庶人は農工商なり。
居ながらの職人を工と云ひ、往来して有無を通ずるを商と云ふ。
農を本民とす。
天の道を用ひ、地の利に因ることは、品こそかはれ、工商にもあることなり。

出典・参考・引用
中江藤樹訳、熊沢蕃山(伯継)述「孝経」25/88
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