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熊沢蕃山

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孝経小解-天子[4]

上、一人なり、慶は善なり、福なり。
善ありて福を得る、是れ真の悦びなり。
上、一人、天下の父母たる善徳あれば、生まれ付き給ふ天命の上に、亦々、天より命を重んじ給ひて、福かぎりなし。
天下億兆の人民、子々孫々、道ある治世に在って安楽なり。
是れ兆民之をたよるなり。
舜は、それ大孝成るか、徳、聖人たり、尊きこと天子たり、富、四海の内をたもち、大徳は必ず、其の寿をといへり。

出典・参考・引用
中江藤樹訳、熊沢蕃山(伯継)述「孝経」15/88
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