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熊沢蕃山

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孝経小解-天子[1]

親を愛する者は、心の徳愛なり。
五倫において二心なく二道なし。
故に、天下に、にくむべき人なし。
親を敬するは、心の徳敬なり、天下に、あなどるべき人なし。
親に向かふ心、他人に向かふ心とて二つなければなり。
にくまずあなどらざるは愛敬のひろきを云ふなり。
四海一家、中国一人の意なり。

出典・参考・引用
中江藤樹訳、熊沢蕃山(伯継)述「孝経」13/88
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古典
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備考・解説

益軒曰く、
此れより以下吾等の孝を説く。
蓋し愛敬は身を立つるの孝にして、天子より庶人に至るまで、異なるに非ずと雖も而も貴賎等を異にすれば、則ち其の孝を行ふの功、廣狭こうきょうなき能はず、是れ理一にして而して分殊なるなり。

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