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熊沢蕃山

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孝経小解-開宗明義[1]

先王は古昔こせきの賢王なり。
上古は天爵人爵相応に、天子の位にいます人は聖徳あり、聖人は必ず天子の位にのぼり給へり。
堯は唐侯とうこうより天子と成り給ひ、舜は野人より、堯の譲りを得て帝と成り給ひ、禹は諸侯より舜の譲りを得給ふがごとし。
王の字の三画は天地人なり。
中を|つらぬくは、天地を合せて、三才一貫の道徳あるかたちなり。

出典・参考・引用
中江藤樹訳、熊沢蕃山(伯継)述「孝経」6/88
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古典
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備考・解説

中江藤樹曰く、
孝経には四段の教あり、天に四時あるが如し。
第一段は絛理なり、第二段は極功なり、第三段は反覆して心法を発明するなり、第四段は変を説き秋冬の義に配するなり。

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