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孟子

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孟子-尽心上[7]

孟子曰く、
恥の人に於けるや大なり。
機変の巧を為す者は、恥を用ふる所無し。
人にかざるを恥ざれば、何ぞ人にくこと有らんや、と。

現代語訳・抄訳

孟子が言った。
恥は人を人たらしめるに大なるものである。
巧みに偽りて是非を変ずる者は、恥ずべきことすらも恥じず。
足らざる自分を恥じざれば、どうして人たるを得るだろうか、と。

出典・参考・引用
久保天随校「漢文叢書」第2冊532/631
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古典
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語句解説

機変(きへん)
巧みに偽ること。その場その場での巧みな処置。臨機の処置。臨機応変。また、からくりの意に用いられることもある。
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