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酔古堂剣掃-法部[39]

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原文

憂勤是美徳。太苦則無以適性怡情。淡白是高風。太枯則無済人利物。

書き下し文

憂勤ゆうきんは是れ美徳なり。
はなはなれば、則ち以て性を適し情をよろこばす無し。
淡白は是れ高風こうふうなり。
はなはなれば、則ち以て人をすくひ物を利する無し。

現代語訳・抄訳

憂勤ゆうきんはこれ美徳である。
然れども憂勤に過ぎて苦に至らば、性に適さず、情を喜ばさず。
淡白はこれ高風である。
然れども淡白に過ぎてに至らば、経世済民ならずして只の世捨て人である。

出典・参考・引用
塚本哲三編「酔古堂劒掃・菜根譚」207/315
関連タグ
酔古堂剣掃
陸紹珩
古典
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語句解説

憂勤(ゆうきん)
うれえること。勤にも「つかれる」「うれえる」の意がある。
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