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孟子

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孟子-尽心上[2]

孟子曰く、
命に非ざる莫きなり、其の正を順受じゅんじゅすべし。
是の故に命を知る者は、巌牆の下に立たず。
其の道を尽して死する者は、正命なり。
桎梏しっこくして死する者は、正命に非ざるなり、と。

現代語訳・抄訳

孟子は云った。
人生において命ならざるものはない。
故に人はその命のままに順って受けねばならぬ。
故に本当に命を知る者は、決して巌牆の如き危険な場所には立たぬのである。
自らが往くべき道を尽して死ぬ者は、自然のままに命を尽したといえるが、私心によりて罪を犯して死ぬような者は、正しい命であるとは言えないのである、と。

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語句解説

桎梏(しっこく)
足枷と手枷のことで刑罰の意。
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