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礼記-中庸[1.2]

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原文

喜怒哀樂之未發。謂之中。發而皆中節。謂之和。中也者天下之大本也。和也者天下之達道也。致中和。天地位焉。萬物育焉。

書き下し文

喜怒哀楽の未だ発せざる、之を中と謂ふ。
発して皆な節にあたる、之を和と謂ふ。
中は天下の大本なり、和は天下の達道なり。
中和を致して、天地くらいし、萬物いくす。

現代語訳・抄訳

情の働きたる喜怒哀楽の生ぜずして静に安んずる全きもの、これを中という。
情が生ずるも節ありて静を存するが故に遂には通ずるに至る、これを和という。
中は万物に自ずから備わりしもの故に天下の大本といい、和は己によりて通ずるに至るが故に天下の達道という。
この中和を致す先にこそ、天地が在り、万物の生成化育が有るのである。

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