1. 林子平 >
  2. 学則 >
  3. 1
  4. 2-3
  5. 4
  6. 5

林子平

このエントリーをはてなブックマークに追加

学則[4]

一、良知を能く認記して心学を磨くべし。
人々善悪邪正に就て、可否如何と顧れば、善は善、悪は悪と明かに辯へ知る心あるなり。
是れ良知なり。
此れ良知は学ばずして天然自然に人の胸中に存在するものにして、所謂神明なり。
万事に此の良知に問ひて取り計るべし。
此の良知の儘にするは、克己の修行を強いて勤むべし。
克己は即ち勇なり、顔子は是れを仕終せたり。
其の次は是を勤むべし。

出典・参考・引用
林子平著・伊勢斎助編「前哲六無斎遺草」51/82
関連タグ
林子平
学則
出典
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

関連リンク

林子平
寛政三奇人の一人で号は六無斎主人。1738-1793年。名は友直といい、…
致良知
陽明学の根本思想のひとつ。良知とは人が本来持っている是非を知る心…



Page Top