1. 老子 >
  2. 老子道徳経 >
  3. 1
  4. 7
  5. 8
  6. 10
  7. 18
  8. 29
  9. 33
  10. 38
  11. 41
  12. 51
  13. 60
  14. 67

老子

このエントリーをはてなブックマークに追加

老子道徳経[8]

上善は水のごとし。
水は善く万物を利して而して争わず、衆人の悪む所に処り、故に道に幾し。
居は善く地、心は善く淵、与は善く仁、言は善く信、政は善く治、事は善く能、動は善く時、夫れ唯だ争はず故にとがなし。

現代語訳・抄訳

真の善とは水のようなものである。
水は善く万物を利して高きに上るを争うことなく、人々の嫌う下へ下へと流れゆく。
これはまさに道のようなものである。
その身に則して居し、心は深淵にして拘らず、万物あらゆるものにその仁を与え、言行一致して信ずるに足り、政治を執れば善く治めて全てを安んじ、事に処しては能く察し、動かば時宜を得て必ず果決す、そこに少しも争うところなく、故に少しの禍もなし。

関連タグ
老子
老子道徳経
出典
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

関連リンク

仁とは一切を包容する分け隔てない心である。仁であってはじめて是を…



Page Top